学生街にある1Kマンションで
「11室中5室が空室になる」
ということで、
大家さん、管理会社、仲介店と
現地打合せをしてきました。
仲介店店長に
「内見はありますか?」
と質問すると、
「春になれば学生さんでこの家賃でも決まるんです」
「この時期だと社会人さんがターゲットになるのでこの家賃だと。。。」
との答えが。。。
一応解説を。。。
春、学生さんは
合格発表から入学までの短い期間で、
お部屋を見つけて、引越しをしなければいけない。
つまり、供給 < 需要
いわば特需です。
短期間で少ないお部屋の中から選ぶ必要があるので、
実際のところ、条件は2の次なのです。
ところが、供給 > 需要
となる「通常期」には
ゆっくり多くの部屋から条件等を吟味して
選ぶことが可能です。
でも特需の時期に入居した学生さん、
もちろん4年間(2年間)入居してくれる可能性は
十分にありますが、
特に4年生大学の場合、
生活に慣れてきた2年生の夏くらいに
「気に入った部屋を探して引っ越す可能性がある」
のです。
まあ、引っ越すかどうかは別としても。。。
今から春まで「6ヶ月」空室だった場合、
家賃4万円のこの物件の場合、1室につき
機会損失は24万円
仮に4000円値下げして入居してもらっても、
単純計算60ヶ月以上入居して頂かないと、
24万円以下の損失で済む訳です。
大体5室も空室であれば、
返済もままならない、
大家さんのストレスを考えて、
こういった選択肢をご提案することも
大切ではないでしょうか?