近年、台風や先日の豪雨など

火災保険の補修対象となる事故が増えています。

 

その一方で火災保険ありきで修理を請け負う業者も

少なくないようです。

 

以前聞いたことがあるお話では、

台風で戸建ての2階のはめ殺しのガラスが1枚割れた

修理を依頼した業者が

 

「火災保険で全額下りますから」と言って

建物全面に足場を組んでガラスを交換して

100万円近い請求をされて、

 

案の定、全額は火災保険で補償されず

業者と揉めたとお聞きしたことがあります。

 

 

この写真の事例は、中古アパートを購入後

大規模修繕の見積依頼した業者から「風災で火災保険請求できる」

と言われて保険金請求したところ、

 

保険始期前からの破損であることが

グーグルストリートビューで確認されて

保険金認定されなかったものです。

 

 

この写真ではどう考えても経年劣化とわかる

「目地シール切れ」

施工業者が風災で作成した報告書です。

 

このようなことが発生するのは、

火災保険に対する正しい知識を持った

保険の代理店やリフォーム業者が少ないことが

理由の一つにあると思います。

 

また昨今、保険業界では火災保険は

自動車保険と違い事故率や車種により保険料の変動がないので

 

特に築古物件でメンテナンス度合いにより

本来保険料に差が出てもいいのではないか

考えられるようになってきています。

 

これから本格的な台風シーズンを迎えますが、

不幸にも事故に遭ってしまった場合には、

 

万が一に備える為に加入している火災保険ですので、

上手に火災保険を活用して頂きたいです。