賃貸住宅でペット可物件が増えるのはいいのですが、
退去立会いで揉めることも多くなります。
クロスのキズだけならともかく、
写真のような木枠などにキズがあると、
いくら過失とわかっていても見積が高額になり
トラブルの原因となります。
正直大家さんからしても新品にすることが目的ではなく、
綺麗になって次の入居者さんに早く気持ちよく入居
してもらえればいいと思うのです。
(左)施工前 (右)施工後
今回は4つの修理を比較検討して、
木枠に関しては、リペアの職人さんにお願いをしました。
比較検討した修理方法は、
①木枠の取替え
壁との取り合いや建具との絡みもあり高額になります
②パテ補修して塗装仕上げ
リペアと金額的には変わりませんが、風合いが変わってしまいます
③パテ補修してリアテック貼り
時間を経て、小口など巾の狭い部分がめくれる可能性があります
④リペア職人さんによる補修
風合いや色も変わらず、補修してもらえます
しかしこのリペア職人さんもピンキリで、
一番お値打ちな職人さんと一番高い職人さんだと
値段が3倍になります。
何が違うかというと、もちろん腕もあるのでしょうが、
ある程度時間を掛ければ掛けるだけきれいになるんです。
今回は職人さんの提案で、
知らない人が立って見てもわからない程度
の仕上がりでお願いしました。
(左)施工前 (右)施工後
で、巾木は張替をしました。
巾木はキズの箇所が多く、補修では時間が掛かり高額になる。
材料が安く、張替をした方が早くきれいになるからです。
実はこの巾木やフローリングって厄介で、短いスパンで廃番になってしまい、
同じものが中々手に入らないのです。
今回は類似色で1室単位で張り替えれば支障がない
という判断をして施工しました。
(左)施工前 (右)施工後
今回はクロスのヤニによる変色も酷かったので、
クロス貼替を実施しました。
ヤニによる変色はクロスの張替数量が多くなるので、
これも高額になり、トラブルの原因のひとつですね。
クロスが1面張替のお部屋は
色の差がわからないようにを兼ねて
アクセントクロスを施工しました。
ちなみに補修をするもうひとつのメリットは、
新品交換するのと違って減価償却しないことも
あげられます。
ぜひ、複数の施工方法を比較検討する際の参考にしてみてください!