新築から入居29年のお部屋の退去立会いをさせて頂きました。
入居中にオーナーチェンジはしているし、
当然何度か管理会社も変更になり、弊社が管理している物件ですので、
入居者さんは「僕が入居した時の契約書は有効ですか?」
とご不安そうに退去立会いにお見えになりました。
もちろん入居中に契約書を巻きなおししていれば別ですが、
そうでない限り入居した時の契約書は有効となります。
お部屋は入居29年と思えないくらい綺麗な状態で、
水周りもご覧の通りカビすらありません。
「〇〇年住んでりゃ仕方がない」
と言われる入居者さんがよくお見えになりますが、
このお部屋を見せてあげたいくらいです(笑)
実は退去前にこのお部屋の入居者さんから、
「自分でつけたエアコンを買い取って欲しい」
とご連絡がありました。
特に住宅の場合、賃貸借契約書に
「買取請求はできない」という約定が入っており、
この契約書にも例外なく文言がありましたので、
丁寧にお断りしました。
■買取請求権についてお知りになりたい方はこちら!
特に単身用マンションでは今では当たり前についているエアコンですが、
29年前は当たり前じゃなかったんだな、と時代の変化を感じます。
いくら請求したか気になりますか?
「退去時の畳の表替え・襖の張替は借主負担」
という約定がありましたので、
もちろんその分はご負担をお願いしました。
しかし、この時代は家賃も高く、
礼金もあり、敷金もちゃんとお預かりしているので、
返金まで発生しました。
で、この物件入居中に電子キーの取付をしているのですが、
入居者さんが帰られたあと、暗証番号変更をしようとすると。。。
反応しない。。。
電池が抜かれている。。。
ほとんどの場合契約書に「入居中の消耗品は入居者負担」という記載があり、
例えば電池や電球などが切れた場合には入居者さんが交換することになります。
時々勘違いされている入居者さんがいて、
「電池や電球は自分がつけたから外して持っていく」
という方がお見えになります。
そういう方には、
「交換されたのはお客様でも入居された時ついてましたよね」
とご説明するんですが(笑)
今回は入居者さんも帰ってしまった後ですし、
私の見落としということで、
電池を入れておきましたが。。。