正直私、どうも電気温水器が苦手です。
理由は、
・トラブルが多く、定期的にメンテナンスが必要
・修理交換などの対応に時間を要することがよくある
からです。
過去の事例からいくと、
「壁や床にカビが生える」という連絡があり、
調べてみると電気温水器が原因だったり、
故障して交換が必要になった場合、
給湯器のように設備屋さんが在庫や代替機を持っていて
即時交換対応ができないことがあります。
今回は管理会社変更をして頂いた物件で電気温水器がついており、
定期的に交換が必要な減圧弁と逆止弁の交換が必要で、
前管理会社で部品は用意して、全戸交換の予定が作業できていない部屋があり
その交換対応を引き継いだ訳です。
前管理会社は、
逆止弁が以前はパッキンと別売だったものが、
パッキンが廃番になったので交換できない
というのです。
↑旧品番の逆止弁単品販売のもの
メーカーに詳しく問合せしてみると、
以前は逆止弁とパッキンが別売だったものが、
現在はセットでしか販売していない
というのです。
↑現行品番の逆止弁とパッキンのセット
メーカーに、
「逆止弁はあるのでパッキン単体で供給して欲しい」
と交渉してもセットで購入して欲しいという回答。
しかも、現在ある数百個の逆止弁パッキンセットがなくなった場合、
その後の生産については未定というのです。
じゃあ、この部品がなくなったら
全戸電気温水器を交換しなければいけないの??
ちなみに、前管理会社が全戸交換が終っていなかった理由は、
このパッキンが廃番になったというだけの理由ではなく、
交換作業の時間も理由のひとつにあるような気がします。
逆止弁と減圧弁を交換しようとすると、
電気温水器内の水を半分以上抜かなければならず、
設置されている場所にもよりますが、
最低でも約半日作業時間が掛かるのです。
入居者さんが夜お風呂に入ることから逆算すると
朝から作業をして午前中に作業を終了しないといけないのです。
今年になってから、
オール電化からプロパンガスに切り替えられた物件を
2棟程見たのですが、こういったことが原因なのかもしれませんね。